この週末は、休暇も取ったし北アルプスに登りハイマツ仙人に会いに行くはずだった。ところがずっと天気が悪く、ハイマツ仙人は断念し、結局上高地に入りに変更したため「高山蝶始めました」シリーズ第三弾はヤリガタケシジミになった。
本州で高山蝶と呼ばれるものは、クモマツマキチョウ、ミヤマモンキチョウ、ミヤマシロチョウ、オオイチモンジ、コヒオドシ、クモマベニヒカゲ、ベニヒカゲ、タカネヒカゲ、タカネキマダラセセリの9種であり、ヤリガタケシジミは入らない。またそもそもヤリガタケシジミは独立した種名ではなく、アサマシジミの本州中部高山帯亜種名、または北アルプス梓川流域の地理的変異名なので当たり前と言えば当たり前なのだけれど。
ただ、長野県天然記念物にはこの9種に加えてヤリガタケシジミが入っていること、「ヤリガタケシジミ」の名称からくる雰囲気から、私的高山蝶に入れてしまっている。ちょうど10できりが良いし。
ヤリガタケシジミ 吸蜜 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
ヤリガタケシジミ 開翅 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
ヤリガタケシジミ 開翅 CANON EOS kiss DX SIGMA 17-70mm Macro
後翅が少し欠けているのが残念だけれど、青鱗の色合い、広がりともはっとするほど美しい。
食草であるタイツリオオギの群落を入れての半開翅。
ヤリガタケシジミ 開翅 CANON EOS kiss DX SIGMA 17-70mm Macro
ヤリガタケシジミの生息地は、河川工事などによる環境変化によって激減してしまっている。その中で今回は1個体だけだったが撮影することが出来てとても幸運だった。
現地で偶然出会い、ヤリガタケシジミのポイントまで快く(強要したという説もあるが・・・・)ご案内いただいた虫林さん本当にありがとうございました。ご一緒したcactussさんお疲れ様でした。
また、タカネキのポイントまで一緒に行きましょうなんて言って途中まで同行しておきながら、途中でヤリガタケシジミに浮気してしまいご迷惑をおかけした霧島緑さん、お疲れ様でした、そして申し訳ありませんでした。
今週は遅くなる日が多いので、ヤリガタケシジミ以外の蝶や今回のプチ遠征の顛末は後日UPします。