毎年この時期は、秋のシジミチョウ御三家を探しに甲州へ出かけることにしている。例年より一週間ほど早いのと暑さで彼岸花の開花が遅れていたおかげで線路脇には彼岸花が咲き乱れていた。
最初に行ったのはシルビアシジミ。このポイントは数年前に見つけた小さな発生地、決して数は多くはないのだが、自力で見つけたから愛着があり毎年訪ねることにしているのだ。
今年は草刈がまだ入っておらず中々良い感じだと思っていると、1頭のシジミチョウが止まって翅を開く。やけにあっさり開翅したからヤマトシジミかなと思いながら近付くとシルビアシジミの♂が開翅していた。
シルビアシジミ♂ 開翅 CANON EOS 40D EF100mm F2.8L マクロ IS USM
回り込んで真上からのベタ開翅を撮影。
シルビアシジミ♂ 開翅 CANON EOS 40D EF100mm F2.8L マクロ IS USM
次に吸蜜をしている個体を発見。(ところでこの花、何でしょう。わかる方教えてください)
シルビアシジミ♂ 吸蜜 CANON EOS 40D EF100mm F2.8L マクロ IS USM
縁毛も生えそろった綺麗な個体だったのでしばらくこの個体を追跡して開翅を待つことにした。
中々開かなかったが、しつこく待っていると半開翅をして中々綺麗な翅表を見せてくれた。
シルビアシジミ♂ 開翅 CANON EOS 40D EF100mm F2.8L マクロ IS USM
広角でも何枚か撮影出来た。
シルビアシジミ♂ RICOH GR DIGITALⅢ
こうなると青が綺麗な♀の開翅を撮りたくなり探していると青っぽいメスを発見。
シルビアシジミ♀ 静止 CANON EOS 40D EF100mm F2.8L マクロ IS USM
翅をすりすりさせるものの一向に翅を開く気配が無いので、体で影を作ってしばらく待っていると開翅してくれた。日光を当てると翅を閉じてしまうので、影にいれたまま撮影すると良い色が出た。
シルビアシジミ♀ 開翅 CANON EOS 40D EF100mm F2.8L マクロ IS USM
シルビアシジミ♀ 開翅 CANON EOS 40D EF100mm F2.8L マクロ IS USM
今年もこの小さなポイントでシルビアシジミの発生が確認できたし、オスメスとも綺麗な開翅も撮影出来たので次のミヤマシジミのポイントに移動することにした。
<続く>