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2006年 01月 21日

つれづれの記(5) ウスバシロチョウ

5月の晴れた一日、郊外に出かけると、山すその耕作地の上をゆったりと舞う、少し大きめの白い蝶が見られる。
欧州アルプス、ヒマラヤ、チベットの高山、寒冷地に生息する仲間には、赤や青の華麗な斑紋を纏うものが多いが、本種は白一色だ。
しかし、良く見ると、黄色、橙色の体毛など微妙なアクセントが美しい。この蝶に関しては、翅を開いたものより、翅を閉じている横からの姿の方が好きだ。
つれづれの記(5) ウスバシロチョウ_d0054625_0225174.jpg

2001年5月 神奈川県足柄上郡山北町
特に、朝露に湿った新鮮な個体の透明感を表現できたときはうれしい。
つれづれの記(5) ウスバシロチョウ_d0054625_0274816.jpg

2001年5月 神奈川県足柄上郡山北町
吸蜜する際にも翅を開いてくれ、開翅シーンは撮りやすいのだが、こだわって横から撮ってみた。
つれづれの記(5) ウスバシロチョウ_d0054625_0295375.jpg

2001年5月 神奈川県足柄上郡山北町
デジカメに移行してから、何故かあまり撮影していない。銀塩カメラのやわらかさにはかなわないという先入観があるからかもしれない。今年は是非ゆっくりとカメラを向けてみたいと思う。

by toshi-sanT | 2006-01-21 00:43 |


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