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2006年 11月 25日

2006年11月下旬 房総半島のルーミスシジミ

明日、新しい車が来る。今の車は息子が産まれたときに購入したので、10年乗ったことになる。大きな故障も無く、あちこちへ良く付き合ってくれた。そこで愛車の乗り納めも兼ねて、房総半島へルーミスシジミを見に行くことにした。
現地には、ちょっと早く着き過ぎたため、日が当たっていないところが多い。しばらく待つとやっと全体に日が当たりだし、梢を白っぽいシジミチョウが舞うのが見えるが、斜面の下側は影になっており、一向に降りてこない。
ずっと見上げていると首が痛くなったので少し別の場所を探してみるが、ムラサキシジミのオスが1頭現れただけだった。仕方がないので、先ほどの場所に戻ると、潅木の葉に水色の輝きが見える。
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ルーミスシジミ 開翅 CANON EOSS Kiss D SIGMA APO 70-300mm
ちょっと鱗粉が剥げているが、春に比べると綺麗な水色だ。次に翅の表と裏を同時に写すことにチャレンジしたが、周囲が暗い中にスポットのように日が当たるため、、露出オーバーになりやすい。アンダーに露出補正をしていたのが、使えるのはこの一枚だけだった。
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ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOSS Kiss D SIGMA APO 70-300mm
次にちょうど黄葉した葉に静止した個体を見つけた。葉の上を移動しながら何かを吸っているような仕草をしていた。家に帰ってPCで確認してみるとストローを伸ばしていた。
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ルーミスシジミ 吸水 CANON EOSS Kiss D SIGMA APO 70-300mm
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ルーミスシジミ 開翅 CANON EOSS Kiss D SIGMA APO 70-300mm
黄葉した葉に水色の翅が映えて秋らしい写真になった。
気温が上がってくると活性が高まるのか、あまり低い位置には降りてこず、見上げる高さを舞うようになってしまった。それでも、時々300mmなら撮影できる高さに止まる。
2006年11月下旬 房総半島のルーミスシジミ_d0054625_21224256.jpg

ルーミスシジミ 静止 CANON EOSS Kiss D SIGMA APO 70-300mm
葉の枯れた部分に止まると銀色の裏面は見事な保護色になり、ちょっと目を離すとどこに止まったかわからなくなってしまう。
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ルーミスシジミ 静止 CANON EOSS Kiss D SIGMA APO 70-300mm
ルーミスシジミの翅の表の色をイメージどおり出すのは難しい。光のコントラストが強すぎると水色が飛んでしまうし、アンダーに過ぎるとくすんだ色合いになってしまう。↓は全て露出補正-1 2/3で同じ個体を撮影したもの。ちょっと昼過ぎの日差しを意識しすぎてアンダーにしすぎてしまったが、これはこれでおもしろい色合いになったかもしれない。
2006年11月下旬 房総半島のルーミスシジミ_d0054625_21283060.jpg

2006年11月下旬 房総半島のルーミスシジミ_d0054625_21293519.jpg

2006年11月下旬 房総半島のルーミスシジミ_d0054625_21295823.jpg

広角接写はことごとく失敗してしまったが、目的だった秋の開翅撮影は十分出来たので、愛車の使い納めとしては上々だった。

by toshi-sanT | 2006-11-25 21:47 |


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