このポイントでは、クモマベニヒカゲとベニヒカゲが混飛しているので、今度はベニヒカゲを追いかけてみることにした。
飛翔写真を撮ろうと1頭のベニヒカゲを追いかけていると、急に垂直落下するように草の中に飛び込んだ。なんだろうと思って近づいて見ると、メスがいて交尾を迫っていた。
ベニヒカゲ 求愛 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
この後あっという間に交尾が成立したのだが、ちょうど草がかぶってその瞬間は撮影できなかった。
草の中なので草が邪魔になって撮影しにくいので何枚か撮影した後、周囲の草を慎重に寝かせていると、交尾中の個体も少しずつ摑まっている草の上部に上がり絶好の被写体になってくれた。
ベニヒカゲ 交尾 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
ベニヒカゲ 交尾 RICHO Caplio GX8
ベニヒカゲ 交尾 RICHO Caplio GX8 (ストロボ発光)
交尾時間は約30分だった。
クモマベニヒカゲと同様、ベニヒカゲにも名峰との組み合わせのモデルになってもらった。
ベニヒカゲと横岳 RICHO Caplio GX8
ベニヒカゲと赤岳(右側) RICHO Caplio GX8
これで本州高山蝶の年間制覇達成なのだが、コヒオドシが証拠写真しか撮れていないのは今ひとつ不満だ。そこでこの後コヒオドシを探してみたが、こんな時に限って飛んでいる姿は見るものの結局撮影できなかった。
やっぱりここまで来たら、コヒオドシの綺麗な写真を撮りたい。 ということで明日もまた山に出かけることになる。今度は南アにしようかな。