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2009年 03月 19日

2009年3月中旬 房総のルーミスシジミ 越冬明けモード全開①

昨18日、休暇が一日だけ取れた。ここ数日暖かかったからギフもすでに出ているが、林の中のルーミスの越冬個体も気になる。ここ冬ずっと観察してきたのだから、たぶんこの気温だともういないだろうけれど、最後までこの目で確認したい気もする。
ただ、あと少し待てば、アクアラインが1,000円になるし、それで林の中の個体がいなくなっていて一人だとかなり滅入りそうだ。夜、ブログを見ているとpapilaboさん、clossianaさんたちも出撃するらしい。これなら、仮にいなくなっていても何とかなりそうだ、え~い行ってしまえ~、と房総へ向かうことにした。

ポイントに着いて林の中の越冬集団を見に行くと・・・・、まだ林の中に日は当たっていないが、やっぱりもぬけの殻。
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ルーミスシジミが最後まで2頭で越冬していた葉
時間は8時50分、予想はしていたが、いきなりタフな状況になってしまった。陽だまりに移動して降りている個体がいないか、梢を飛んでいる個体はいないかと探すが何もいない。長期戦を覚悟してアセビの前で一服していると、いつの間にか目の前にルーミスが止まっていた。
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ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
時間は9時6分、この個体はアセビのまわりをしばらく飛び回ると吸蜜を始めた。
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ルーミスシジミ 吸蜜(アセビ) CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
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ルーミスシジミ 吸蜜(アセビ) CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro (ストロボ発光)
タフな状況を覚悟してから20分も経たないうちに予想外のショータイムとなった。しかも、まだ撮影出来ていなかったアセビでの吸蜜だからこんなにうれしいことは無い。次にGX8で撮影してみたら、これがなかなか朝らしい雰囲気で良い感じだ。
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ルーミスシジミ 吸蜜(アセビ) RICHO Caplio GX8

この個体は、アセビの葉の上に移動して、全開。その時何か前にも見たような気がすると思って撮影したが、家に帰ってPCで見比べてみると、翅の痛み具合が林の中の越冬個体(下側の個体)と同じであった。
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越冬集団下側の個体 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro

他にも地面に降りて吸水する個体も見られた。
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ルーミスシジミ 吸水 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
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ルーミスシジミ 吸水 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
この個体はこの時期としては中々綺麗な個体だったので開翅もじっくり撮影した。
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ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
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ルーミスシジミ 開翅 RICHO Caplio GX8
ショータイムは約1時間で終了、その間にあることをしでかしてしまったため、一回帰ろうかと思ったら、papliaboさん、clossianaさんが登場。それならということでもう少し粘ることにした。
しばらく、ルーミスシジミは梢の上を時々舞う程度で降りてこなかったが、昼過ぎ頃から時折下に降りてくるようになった。ちょど目の前に1頭のルーミスが舞い降りたので開翅を撮影。この個体も何か見覚えがあると思っていたら、林の中の2頭のうちの上側の個体であった。
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越冬集団上側の個体 CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
あの2頭は無事冬を越し、気温が上がって活動モードになったため、越冬場所を離れたことになる。今シーズンの越冬観察は、2頭だけだったけれど越冬明けまで継続観察できたことの証明だからこんなにうれしいことは無い。
しかもこの後、ヒサカキでの吸蜜まで撮影できた。
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ルーミスシジミ 吸蜜(ヒサカキ) CANON EOS 40D TAMRON 90mm Macro
ちょっと暗かったので簡易ディフーザー(白タオル)を使用した。

<続く>

by toshi-sanT | 2009-03-19 23:59 |


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