フィールドノート:スイス
2008-03-02T22:08:09+09:00
toshi-sanT
高山植物、チョウなどの観察記録
Excite Blog
スイスの花と蝶2007(6) 最終日はやっぱりアポロ② 最終回
http://thecla.exblog.jp/7393162/
2008-03-02T21:14:00+09:00
2008-03-02T22:08:09+09:00
2008-03-02T21:14:36+09:00
toshi-sanT
スイス
シャレーに戻る途中、ちょっとした崖があってヒメシジミの仲間が吸水していた。その中に初めてみるヒョウモンモドキの仲間がいた。
ヒメフチグロヒョウモンモドキ Meritaea didyma CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
翅を開くとはっとるするほど鮮やかなオレンジ。
ヒメフチグロヒョウモンモドキ Meritaea didyma CANON EOS Kiss DX TAMRON
ヒメフチグロヒョウモンモドキ Meritaea didyma 吸蜜 RICHO Caplio GX8
最後に先日アポロを撮影した谷沿いの斜面に行ってみた。やっぱりアポロは飛んでいたが、今日は一向に止まらない。あまり時間も無い上、次何時会えるかわからない蝶だから飛翔撮影に切り替え、思いっきり遊んでもらうことにした。
アポロウスバアゲハ Parnassius apollo 飛翔 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
最後にちょっとだけだけれど、マッターホルンの穂先を背景に舞う姿も撮影できたし、十分満足して引揚げた。
翌日は朝6時の電車でツェルマットを離れ、チューリッヒ国際空港へ向かい、帰国の途に着いた。
2007年のスイス、行く前は天候不順で心配したが、好天に恵まれ、アポロを初めとした蝶も多くとても楽しい旅だった。
<End>
随分と長い間、だらだらと続けてしまいましたが、お付き合いいただいた皆様ありがとうございました。]]>
スイスの花と蝶2007(6) 最終日はやっぱりアポロ①
http://thecla.exblog.jp/7348080/
2008-02-25T22:58:31+09:00
2008-02-25T22:58:31+09:00
2008-02-25T22:58:31+09:00
toshi-sanT
スイス
しかし、ここでチェックインしておけば、成田で受け取るまで重いスーツケースから開放されるわけだから仕方がない。
子供達は、スネガからマッターホルンを望む池までの観光コース、私はマッターホルンとアポロの組み合わせを狙って出かける。
実は、マッターホルンとアポロの組み合わせは案外難しい。ツェルマットの谷の形状からマッターホルンを広角で入れられる場所は限られている。そこで今日は、マッターホルンが良く見える角度でアポロがいる場所を探さないといけないわけだ。
2箇所ほど目星をつけてあるので、早速出かけることにする。目星をつけたポイントへ向かう途中、フチグロベニシジミ Lycaena vigaureae が朝の斜光線で綺麗だったので、逆光で斜め下から迫ってみた。
フチグロベニシジミ Lycaena vigaureae CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
今日がスイス滞在の最終日だと思うとちょっと気がせくが、それでも日本にいないタイプのベニシジミなので、「アポロ、アポロ」と思いながらもついカメラを向けてしまう。
さて、目星を付けたポイントに着くと早速アポロが飛んでいる。が、止まらない。アルプの草原とはいうものの、U字谷の急斜面直下の草原だから簡単に追いかけて走り回るわけにも行かない。
しかも、たまに花に止まっても角度が悪いとマッターホルンが入らないし、回り込んでいる間に逃げられてしまう。ちょっとあせった頃、段差の下のアザミに止まるアポロを発見、角度もちょうど良さそうだ。
段差も大したことないし、軽く飛び降りたつもりが、勢い余って前方に一回転、一瞬青空が見えた。幸い柔道の受身を取るような格好になったのと下が草地だったので怪我も無く、3つのカメラとも無事だった。
そんなこんなで中々シャッターチャンスがなく苦労した。撮った画像も決して満足のいくものではなかったが、まあ、スイスの青空の下、アポロとは十分戯れることが出来たので良しとしよう。
アポロウスバアゲハ Parnassius apollo RICHO Caplio GX8
マッターホルンはちゃんと写っているのだが、肝心のアポロの角度が悪いのとピンが甘いのが残念。
アポロウスバアゲハ Parnassius apollo RICHO Caplio GX8
こっちはピンもばっちりだが、少し飛び古した♀、しかも左後翅が羽化不全のようだ。
ここでちょっと時間を使いすぎてしまったため、もう少し高い位置から見下ろすであろうポイント2へ回る時間は無くなってしまった。そこでこの間実績のあるポイントへ向かうことにした。
<続く>
アポロのいる草原 その他の蝶
コヒオドシ CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
そういえば、今回コヒオドシを見ることが少なく、最終日にようやく撮影できた。
コリドンルリシジミ Lysandra coridon RICHO Caplio GX8
Aricia artaxerxes ? CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
最初はヒメシジミの仲間の♀かと思ったのだが、アカオビシジミの仲間のように見える。赤紋の発達が悪いので、セイヨウアカオビシジミではなく、Aricia artaxerxes のような気がするのだが、自信はない。
<オフシーズンの間、だらだら続けてきましたが、次回が最終回の予定です。>]]>
スイスの花と蝶2007(5) ゴルナーグラート展望台②
http://thecla.exblog.jp/7275706/
2008-02-16T23:31:30+09:00
2008-02-16T23:31:30+09:00
2008-02-16T23:31:30+09:00
toshi-sanT
スイス
リッフェルゼーからの逆さマッターホルン RICHO Caplio GX8
湖でゆっくりした後、リッフェルベルクへ向けて下る。コースタイムは40分と短いのでのんびり下る。リッフェルベルクのレストランとホテルが見えてきたあたりでマッターホルンが谷を挟んでとても綺麗に見えた。
ちょうど日本のサクラソウのように見える花(実はナデシコ科)が咲いていた。しかも、隣でベニモンマダラが交尾していたので、ちょっと欲張ってマッターホルンを背景に両方が画面に収まるように撮ってみた。
リクニス・アルピナとベニモンマダラ CANON EOS kiss D SIGMA 17-70mm Macro
リッフェルベルクではレストランの方に入った。カフェテリア方式で値段も高いし、何か日本のスキー場みたいだなと思ったら、味も日本のスキー場並みだった。よく考えたら、冬場はスキー場になるので当たり前といえば当たり前なのだが、洋の東西を問わず「ゲレンデめし」は今いちということなのだろう。
午後からは、女房が土産を買いに出るので、私は子供達とシャレーで留守番。
上から二番目の部屋(左側)で、マッターホルンの眺めながらビールを飲みボーっとして過ごした。
周りにもいくつかシャレーがあり、週単位で借りることが出来る。ホテルに家族6人で泊まる場合の1~2日分で借りることが出来るので安上がりだ。
女房が買い物から帰った後、少しまだ時間があったのでツェルマット駅の裏側へ行ってみた。残念ながらアポロは見なかったが、コヒョウモンモドキの仲間、セセリの仲間を見ることが出来た。
コヒョウモンモドキの仲間とツェルマット駅 Mellicta varia CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
セセリの仲間が交尾していた。最初はカラフトセセリだと思ったのだが、スイスには良く似たスモールセセリというのもいる。区別点は触覚の先が赤いのがスモールセセリということだから、これはスモールセセリではないかと思う。
スモールセセリ交尾 Thymelicus sylvestris ? RICHO Caplio GX8
スモールセセリ交尾 Thymelicus sylvestris ? RICHO Caplio GX8
スイス滞在も後1日を残すばかりとなってしまった。]]>
スイスの花と蝶2007(5) ゴルナーグラート展望台①
http://thecla.exblog.jp/7155233/
2008-02-02T22:59:18+09:00
2008-02-02T22:59:18+09:00
2008-02-02T22:59:18+09:00
toshi-sanT
スイス
時間が遅くなると観光客で混むので、始発から2番めの登山電車に乗る。樹林帯を抜けると右手にマッターホルンを見ながら標高を上げていく。終点のゴルナーグラート駅は3,090m、そこから少し登ると展望広場(3,135m)で360度のパノラマが広がる。
ゴルナー氷河 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
山岳ホテル CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
ゴルナーグラートの駅前広場からは、マッターホルンをバックに登ってくる登山電車が見える。
う~ん、「世界の車窓から」みたいだ(笑)
このまま帰ってもつまらないので、一駅戻り逆さマッターホルンを見ることが出来るリッフェルゼーへ行くことにする。ローテンボーデン駅前からもマッターホルンの穂先を写すリッフェルゼーの池を見ることが出来る。
リッフェルゼー CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
ふと目の前を横切った影を追うと、初めて見る模様のヒョウモンモドキの仲間がいた。しかも、マッターホルンをバックに絶好の角度で日光浴をしていた。
高山性のヒョウモンモドキの仲間 Hypodryas cynthia RICHO Caplio GX8
高山性のヒョウモンモドキの仲間 Hypodryas cynthia CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
とても綺麗な紋様なので、90mm Macroでじっくり撮ろうと思ったら、ベニモンマダラがアタックをかけてしまい遠くへ飛ばれてしまった。ただ、後で画像を見直したら、裏面が写っているし、ベニモンマダラも求愛しているように見え、ちょっとおもしろい写真になった。
Hypodryas cynthia (ベニモンマダラ誤求愛?) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
<続く>]]>
スイスの花と蝶2007(4)シュヴァルツゼー マッターホルン北壁を見上げるトレッキング④ その他の蝶
http://thecla.exblog.jp/7098477/
2008-01-27T22:53:23+09:00
2008-01-27T22:53:24+09:00
2008-01-27T22:53:24+09:00
toshi-sanT
スイス
高山性のヒョウモン RICHO Caplio GX8
小さな黒いシジミチョウ、前に行ったグリンデルワルド周辺の山では標高の高いところで良く見た。ツェルマット周辺でも2,500m以上の場所で見ることが出来た。
コウジレイシジミ Cyaniris semiargus CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
山を下りきった谷沿いにあるレストランの裏手にはコヒョウモンモドキの仲間(Mellicta varia)とウラギンヒョウモンの仲間(Argynnis niobe)がツーショットで吸水に来ていた。
ヒョウモン類の吸水 RICHO Caplio GX8
谷沿いの道では今回初めて見たエレビアがいた。ぱっと見の印象は、裏に白帯がないクモマベニヒカゲ。
クモマベニヒカゲの仲間 Erebia euryale?吸水 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
クモマベニヒカゲの仲間 Erebia euryale?吸水 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
図鑑を見たところErebia euryaleではないかと思う。本来は裏面後翅に白帯があるのだが、個体変異が多く、白帯が消失する個体もあるらしいから、第一印象でErebia euryaleとしておこう。]]>
スイスの花と蝶2007(4)シュヴァルツゼー マッターホルン北壁を見上げるトレッキング③
http://thecla.exblog.jp/7026590/
2008-01-20T18:08:20+09:00
2008-01-20T18:08:20+09:00
2008-01-20T18:08:20+09:00
toshi-sanT
スイス
ツムットの村
ツムットから見上げるマッターホルンは下半分が隠れ、山頂部分だけが人の顔のように見え、「ツムットの鼻」と呼ぶらしい。
ツムットの鼻
ツムットのレストランでビールを一本飲んだ後、ツェルマットへ向かって歩き出す。このコースは要所要所にレストランがあって、休憩にはちょうど良い。
牧草地を縫って気持ちの良いハイキングコースを下っていくと、樹林に囲まれ谷側斜面が明るく開けた場所に出た。アザミやマツムシソウの仲間も咲いていて、もしやと思って良く見ると、アポロが吸蜜に来ていた。
アポロウスバアゲハ 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
吸蜜している花はCentaurea alpestrisといって花弁の先が3~4裂して伸びるちょっと変わった形をしている。蝶が止まったら映えそうだなと思っていた花なのでアポロとの組み合わせで撮影できたのは嬉しい。
どうもこの場所はアポロの吸蜜場所になっているようで、入れ替わり立ち代りやってくる。後ろには「ツムットの鼻」も見えているので角度によってはマッターホルンを入れることも出来そうだ。
アポロウスバアゲハ 吸蜜(中央のピークはマッターホルン) RICHO Caplio GX8
狙い通りにマッターホルンが入ったと思ったら、子供たちまで入っていた。個人的には、これが今回のベストショットかもしれない。
光の向きはマッターホルン側から差すのでアポロの翅が透けて天女の羽衣のような感じでとても綺麗だ。
アポロウスバアゲハ 吸蜜 RICHO Caplio GX8
花と光の回り具合はこっちの方が綺麗だが、絶好の位置に木が・・・、マッターホルンが隠れてしまった(涙)
アポロウスバアゲハ 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
花はキキョウの仲間だろうか。ちょっと飛び古した個体だが、交尾嚢がはっきりと写っているのでこれはこれでいいだろう。
マーガレットに良く似た花に来ている個体もいた。
アポロウスバアゲハ 吸蜜 RICHO Caplio GX8
他の個体に比べて赤紋がオレンジがかっているような気がするが、羽化から時間が経つとこんな色になるのだろうか。
ある程度納得いく絵も撮れたし、時間も大分遅くなったので急いでゴンドラ乗り場まで下り、そこからは循環バスを使ってシャレーまで戻った。
今回一番のロングコースだったが、天候にも恵まれ蝶の姿も多く楽しめた。短期滞在ならばお勧めはこのコースかもしれない。]]>
スイスの花と蝶2007(4)シュヴァルツゼー マッターホルン北壁を見上げるトレッキング②
http://thecla.exblog.jp/6953206/
2008-01-12T15:55:14+09:00
2008-01-12T15:55:14+09:00
2008-01-12T15:55:14+09:00
toshi-sanT
スイス
ベンケイソウの仲間 Sempervivum montanum RICHO Caplio GX8
ふと足元に目をやると、羽化したばかりのコヒョウモンモドキの仲間(Mellicta varia)がいた。しかも交尾中の個体だった。
コヒョウモンモドキの仲間Mellicta varia 交尾 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
最初は草の中にもぐりこむようになっていたのだが、周囲の草を注意深くどけているうちに徐々に高い位置に上がってきて、絶好の状況になった。
一瞬、牛の糞が気になったが、大丈夫のようなので草原に寝転がりマッターホルンを入れてシャッターを押しまくった。
コヒョウモンモドキの仲間Mellicta varia 交尾 RICHO Caplio GX8
コヒョウモンモドキの仲間Mellicta varia 交尾 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
コヒョウモンモドキの仲間Mellicta varia 交尾 RICHO Caplio GX8
割とイメージしたような絵が撮れたし、待ちくたびれた子供達が大声で呼ぶのでこの交尾個体の撮影は切り上げ、マッターホルンを見上げるベンチで昼食にした。今日はロングコースになるので昼食にはシャレーで焚いたおにぎりを持ってきた。マッターホルンを見上げながらのおにぎりも中々おつなものだ。
ここからは少し斜度のある斜面を下りながら一気に標高を下げていくが、このあたりまで来ると花の姿も多くなる。
チョウノスケソウの仲間 Dryas octopetala RICHO Caplio GX8
登山道の岩陰にシジミチョウが集団で吸水していた。一部飛ばしてしまったが、かなり立派な吸水集団だった。
シジミチョウの集団吸水(コウジレイシジミCyaniris semiargus グランドンシジミ Agriades glandonなど) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
多くの花と蝶を眺めながら下ると、レストランに着いたので小休止、ツムットの村へ向かう。
<続く>]]>
スイスの花と蝶2007(4) シュヴァルツゼー マッターホルン北壁を見上げるトレッキング①
http://thecla.exblog.jp/6896085/
2008-01-06T01:09:06+09:00
2008-01-06T01:09:06+09:00
2008-01-06T01:09:06+09:00
toshi-sanT
スイス
シャレーの窓からマッターホルンを見ると山頂部に雲がかかっているが、他は青空が広がって絶好のトレッキング日和と思われた。
ゴンドラとロープウェイを乗り継いでシュヴァルツゼー(Schwarzsee)に着くと、マッターホルンがくっきりと見えた。
マッターホルン RICHO Caplio GX8
90mmで撮ると画面からはみ出んばかりの迫力になる。
マッターホルン CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
左側が東壁、右側が北壁、北東稜の肩に見える小屋がマッターホルン登頂のベースとなるヘルンリヒュッテ(3279m)だ。そこまでは普通のハイキングレベルで登れるらしいが、もちろん今日は行かない。もし次の機会があればその時は行ってみたいものだ。
シオガマの仲間(Pedicularis kernneri) RICHO Caplio GX8
同じようにマッターホルンを入れて広角で蝶を決めてみたいのだが、手前の岩山が邪魔になって動かない花ならともかく蝶だと難しい。反対側のオーバーガーベルホルン(4063m)を入れて撮るのが精一杯だ。
高山性のヒョウモン Boloria pales RICOH Caplio GX8
コヒョウモンモドキの仲間 Mellicta varia RICHO Caplio GX8
シュヴァルツゼーの湖は湖畔にワタスゲが咲いていた。
ワタスゲ RICHO Caplio GX8 (後ろの山はオーバーガーベルホルン4063m)
ワタスゲ RICHO Caplio GX8
湖を過ぎると右手に谷を挟んでオーバーガーベルホルン、左手からは徐々にマッターホルンの北壁が迫ってくる気持ちの良いトレッキングコースが続く。
アザミの仲間 Cirsium spinosissimum RICHO Caplio GX8
マッターホルンがすぐ傍に見える高山草原ではブルー(ヒメシジミ、ミヤマシジミなどの仲間)が多く見られた。残念ながら表と裏を両方押さえることが出来ないのでちょっと種名は分からない。
マッターホルンを望む草原のブルーの仲間 RICHO Caplio GX8
最後のシジミチョウはコウジレイシジミ Cyaniris semiargusではないかと思うが前の2つはよくわからない。
<続く>
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スイスの花と蝶2007(3)ツムゼー(Zumsee)の村③ その他の蝶
http://thecla.exblog.jp/6841489/
2007-12-29T22:10:35+09:00
2007-12-29T22:10:35+09:00
2007-12-29T22:10:35+09:00
toshi-sanT
スイス
チャマダラセセリの仲間 RICHO Caplio GX8
チャマダラセセリの仲間 RICHO Caplio GX8
ヒョウモンチョウの仲間 Argynnis niobe CANON EOS KIss DX TAMRON 90mm Macro
ツェルマット周辺ではコヒョウモンモドキの仲間もあちこちで見ることが出来た。Mellicta variaではないかと思うのだが、これもあまり自信が無い。
コヒョウモンモドキの仲間 Mellicta varia RICHO Caplio GX8
コヒョウモンモドキの仲間 Mellicta varia (ストロボ発光) RICHO Caplio GX8
この個体は羽化直後のようだったので指を差し出してみると手乗りになった。
コヒョウモンモドキの仲間 Mellicta varia 手乗り RICHO Caplio GX8
コヒョウモンモドキの仲間 Mellicta varia 手乗り (ストロボ発光) RICHO Caplio GX8
この日は、ツェルマット周辺を散策しただけだったが意外に多くの蝶に出会えた。]]>
スイスの花と蝶2007(3) ツムゼー(Zumsee)の村②
http://thecla.exblog.jp/6790993/
2007-12-22T21:14:00+09:00
2007-12-22T21:16:29+09:00
2007-12-22T21:14:34+09:00
toshi-sanT
スイス
スイスの夏は、標高の低いところから順次牧草を刈っていくのだが、そろそろツェルマットの村周辺もその時期になったようだ。
ゴンドラ乗り場が近付いてきた頃、アポロが大空を滑空しているのに出会った。
アポロウスバアゲハ 飛翔 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
残念ながら、周囲の牧草地は全部草刈が終わっていて花が無い。そこで、追いかけながら飛んでいるところを撮影する。
アポロウスバアゲハ 飛翔(トリミング) CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
アポロウスバアゲハ 飛翔(トリミング) CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
ツェルマットの村に戻った後、まだ時間があるのでマーモットのぬいぐるみなどを買いに行く子供達と別れ、前日アポロを見たポイントに行ってみることにした。
ポイントに着くとアポロは時折飛んでくるのだが、中々止まらない。時間は3時だが、スイスの夏は日本時間より2時間くらい早い感じなので、午後1時くらいの感じだから、日本のパルも一番止まらない時間かもしれない。
仕方がないので他の蝶を撮影しながらチャンスが来るのを待つ。
コリドンルリシジミ Lysandra coridon 吸蜜(花はミヤコグサの仲間 Lotus comiculantus) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
大きさが違うのだが、一瞬エゾシロチョウが飛んでくるとハッとしてしまう。もちろん、エゾシロチョウも北海道まで行かないと撮影できないし綺麗な蝶だから喜んで撮影する。
エゾシロチョウ 吸蜜(花はマツムシソウの仲間 Knautia dipsacifolia) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
エゾシロチョウ 吸蜜 RICHO Caplio GX8
しばらく他の蝶と遊んでいると待望のアポロが花に止まる。
アポロウスバアゲハ 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
アポロウスバアゲハ 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
右後翅がちょっと欠けているのが残念だが、欠け具合から前日に撮影した個体と同じと思われ、それはそれでちょっと嬉しい。
<続く>]]>
スイスの花と蝶2007(3) ツムゼー(Zumsee)の村①
http://thecla.exblog.jp/6749887/
2007-12-16T21:25:00+09:00
2007-12-21T22:34:19+09:00
2007-12-16T21:25:14+09:00
toshi-sanT
スイス
どのコースを選ぶかはフーリで決めることにして、ゴンドラから下を眺めていると複数のマーモットが動いているのが見えた。フーリで地図を確認するとツムゼー(Zumsee)の集落へ下る途中にちょうどマーモット達を見た場所があるので、そちらへ向かうことにした。
ゴンドラから見た場所へ来たので慎重に周囲を探すと、刈ったばかりの牧草地をマーモットが歩いていた。
マーモット CANON EOS Kiss DX SIGMA APO 70-30mm
マーモット CANON EOS Kiss DX SIGMA APO 70-30mm
早速、今日の目的のマーモットを間近に見ることが出来て子供達は大喜びだった。そこから少し下るとツムゼーの村に着く。
ツムゼーの村 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
箱庭のような集落で、小さなレストラン一軒あるだけだが、雰囲気がとても良い。ビールとパスタで早めの昼食にした。パスタはペーストではなく生のトマトを使っていてなかなか美味しかった。
集落の周りには、アザミの花が咲いていて、蝶も時々やってくる。
カラフトセセリ Thymelicus lineola 吸蜜 RICHO Caplio GX8
フチグロベニシジミ Lycaena vigaureae 吸蜜 RICHO Caplio GX8
エレビア 吸蜜 RICHO Caplio GX8
エレビア 静止 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
エレビア 吸蜜(尾端に水滴が見える) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
最後のエレアビアは、E. alberganus アーモンドベニヒカゲではないかと思うのだが、前の2つは、E. melampusかもしれない。
※maedaさんからご指摘をいただきました。3つともアーモンドベニヒカゲで良いようです。
ジャノメチョウの仲間 Laisommatta maera 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
食事も美味いし、色々な蝶もいてツェルマット周辺の山麓ハイキングも中々楽しい。
<続く>]]>
スイスの花と蝶2007(2) パルの谷⑤ その他の蝶
http://thecla.exblog.jp/6707848/
2007-12-09T21:22:00+09:00
2007-12-10T22:53:29+09:00
2007-12-09T21:22:34+09:00
toshi-sanT
スイス
ミヤマウスバアゲハとほぼ同じ場所にいた光沢のあるオレンジの輝きがはっとするほど綺麗だ。
ベニシジミの仲間 Lycaena hippothoe CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
ベニシジミの仲間 開翅 Lycaena hippothoe CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
この蝶は最初フチグロベニシジミだとばかり思っていたのだが、図鑑で良く調べてみると、翅裏の紋様から2,500mまで分布する L.h. eurydameのように思える。
〔チャマダラセセリの仲間〕
チャマダラセセリの仲間はスイスには数多く分布している。斑紋も良く似ていて図鑑を見ても中々どれがどれやら判らないというのが正直なところ。
この蝶もミヤマウスバアゲハのいたお花畑周辺にいた。小さいし素早いので飛ぶとすぐ見失ってしまい、目の前の花に止まってはじめて気付く。
スイスアルプスの高地に生息する高山性のチャマダラセセリの仲間 Pyrgus warrensisではないかと思う。
チャマダラセセリの仲間 吸蜜Pyrgus warrensis CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
※maedaさんから後翅がポイントとのコメントを頂きましたので、後翅が写った画像を追加しました。
チャマダラセセリの仲間 Pyrgus warrensis CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
チャマダラセセリの仲間 Pyrgus warrensis CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
チャマダラセセリの仲間 Pyrgus warrensis RICHO Caplio GX8
チャマダラセセリの仲間 Pyrgus warrensis RICHO Caplio GX8
〔コヒョウモンモドキの仲間〕
コヒョウモンモドキの仲間も多く識別に苦労するが、これは後翅が黒化し、全体に黒っぽい印象を受ける。
コヒョウモンモドキの仲間 Melitaea diamina 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
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スイスの花と蝶2007(2) パルの谷④ ミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)色々
http://thecla.exblog.jp/6660314/
2007-12-01T11:27:43+09:00
2007-12-01T11:27:43+09:00
2007-12-01T11:27:43+09:00
toshi-sanT
スイス
ここで出会ったミヤマウスバアゲハは、良く見ると後翅の赤紋が発達(片側に3つ)した美麗な個体だった。ただ中々赤紋全部を画面に入れるのが難しい。
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus 静止 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
アザミの花での吸蜜時に撮影できたのものが一番赤紋がはっきりと写ったものだった。
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
恒例の表と裏の両方が見える画像にもトライしたが、ベタッと張り付くように止まるのでこれが限界だった。
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
<広角>
この個体は、羽化直後なのかあまり遠くまで飛ばないため、広角撮影でも良いモデルとなってくれた。アポロに比べて標高が高い場所が生息地だから、ちょうど北アルプスあたりの稜線直下のお花畑のような雰囲気になる。
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus 吸蜜 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus 吸蜜 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
こうして改めて見てみると、アザミに限らず紫系の色の花が好みのようだ。
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus 吸蜜 RICHO Caplio GX8
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus 吸蜜 RICHO Caplio GX8
ミヤマウスバアゲハ P. phoebus RICHO Caplio GX8
山側だけでなく、谷側の環境も入れて撮影してみたかったが、草丈が高い場所に入り込んでしまったため、狙い通りのイメージにはならなかった。ただ少し不思議な雰囲気になったので、まあこれはこれで良いことにしよう。
子供達には先に下ってもらっていたのだが、ちょっと撮影に時間を取られてしまったので、慌てて追いかけ谷の入り口あたりで追いつく。
帰りがけの駄賃に下の牧草地でアポロを撮影しようと思ったら、ちょうどそのあたりで雨がぱらついてきた。これではどうしようもないので、雨具を取り出し急いでシャレーへと戻る。こうなれば、今日撮影した画像をフォトビューワーに落とし、一杯やりながら余韻に浸るに限る。
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スイスの花と蝶2007(2) パルの谷③ パル君と遊ぼう
http://thecla.exblog.jp/6584081/
2007-11-17T21:01:51+09:00
2007-11-17T20:57:36+09:00
2007-11-17T20:57:36+09:00
toshi-sanT
スイス
そのうち草の中にもぐりこんでしまったので正面から撮ってみる。
「にらめっこ」 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm MAcro
この状態では、撮影しにくいので、指を伸ばしてみると、なんと手乗りになった。
「手乗り①」 RICHO Caplio GX8
新鮮なミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)の翅の裏は少し黄色味がかってとても綺麗だ。
「手乗り②」 RICHO Caplio GX8
ふとこのまま体を回転させると、風景が入る広角画像になるのではないかと思った。飛ばせてしまっては元も子もないのでゆっくりと谷の出口に向ける。
「手乗り③」 RICHO Caplio GX8
「手乗り④」 RICHO Caplio GX8
<続く>]]>
スイスの花と蝶2007(2) パルの谷② ミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)
http://thecla.exblog.jp/6561851/
2007-11-13T23:25:21+09:00
2007-11-13T23:25:21+09:00
2007-11-13T23:25:21+09:00
toshi-sanT
スイス
それでも、目を皿のようにして周囲を探しながら歩くが、何も飛ばない状態が続き、唯一流線型の橙紋を持つエレビアを見かけただけだった。裏面は目視でしか確認できていないが、アーモンドベニヒカゲだと思う。
アーモンドベニヒカゲ Erebia alberganus CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
目的のヒュッテについても太陽は出ず、曇ったままで肌寒い。娘と女房が上がってくるまで、ミヤマウスバアゲハがいるはずと睨んでいた小屋の裏手周辺を探索してみるが、何もいないし、草丈も低い。今年は天候不順で暑くなるのが遅かったから、ここまで上がってしまうとまだ早いのかもしれない。
娘も頑張って登ってきたのでヒュッテに入り軽い食事を摂った。ここの野菜スープは素朴な味だがボリュームもあって美味かった。
体も温まったし、天候も回復しそうにないのでさっさと下山して朝アポロを撮影したポイントでもう一度アポロを狙うことにした。しばらく下り沢沿いの道に出た頃から、日が差すようになってきた。残念ながら上部のヒュッテあたりはガスの中なので花々や、ベニシジミ、チャマダラセセリなどの仲間などを撮影しながらパルが飛んでこないかと未練たらしく下る。
エンチアン(多分Gentiana verna) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
テガタチドリ CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
グローブフラワー Eranthis hyemalis CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
谷の出口付近で義母がアザミに来ているパルを見つけてくれた。完全に頭が花モードに切り替わっていた私は息子と少し先まで下っていたので慌てて戻るとパルがアザミで吸蜜していた。
羽化直後の綺麗な個体で、子供達と一緒にカメラを向ける。アポロではなく、ミヤマウスバアゲハのようだ。
ミヤマスバアゲハ Parnassius phoebus 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
<アポロウスバアゲハ(P. apollo)とミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)の区別点>
アポロとホエブスの相違点について何人かの方からご指摘をいただいた。その後「BUTTERFLIES Britain and Europe」と「最新版パルナシウス図鑑」などを購入し、調べたところ、触角と前翅の前縁の黒点がポイントとなることがわかった。
アポロ:触覚は白黒の縞状には見えない。前翅の前縁の黒点内に赤紋は出ない。
ホエブス:触覚は白黒のはっきりした縞状に見える。前翅の前縁の黒点内に赤紋が出現する。(但し、黒点内の赤紋は出ないこともあるようだ。)
「最新版パルナシウス図鑑」では、アポロとテンザンウスバ(P. tianschanicus)との区別点でもテンザンの触覚はは白黒の縞状になることが挙げられているので、白黒縞模様の触覚の場合は、phoebusと考えてよいようだ。
わかりやすいように区別点を一枚の画像に整理してみた。
アポロウスバアゲハ(P. apollo)
ミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)
ご指摘いただいた皆様、ありがとうございました。
結局、家族で撮った吸蜜画像、一番出来がよいのは息子のものだった。
ミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)吸蜜 RICHO Caplio R4
<続く>
実は(1)でもシジミチョウの同定を間違えていました。
これは、グランドンシジミ Agriades glandon だと思います。1800~2700mの高山に生息するシジミチョウです。ちなみにエロスシジミは裏も表も全然違います、完全に記憶違いでした(^^;]]>
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