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2005年 12月 31日

つれづれの記(2) 赤城姫を探して-ブログ開設のきっかけ

 3年ほど前のゴールデンウィークに山菜を探しながら赤城を訪れた際に、赤城のヒメギフチョウがまだ生き延びていることを知った。その時は時間が遅くそのまま帰ったが、それ以来一度は発生時期に訪れたいと思っていた。
 今年のゴールデンウィーク終了後の日曜日、思い切って息子を連れて訪ねてみることにした。地元の小学生がヒメギフチョウの保護活動の一環として下刈りをしているので、最近には珍しいきれいな林床だ。地元の人達の赤城姫に対する愛情には本当に頭が下がる。
 息子と一緒にゆっくり登って行くと、早くもヒメギフチョウが飛び出し、日光浴を始めてくれた。ただ、向きが悪く正面から正対する角度になってしまった。
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 ポイントに付きしばらくすると気温も上がりヒメギフチョウも何頭か飛び始め、今度は独特の赤紋をはっきりと撮影することが出来た。
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 訪花シーンも何枚か撮影したが、モニターで確認するとあまり良い出来のものはなかった。そのとき、一人の撮影者の方からスミレの多く訪花シーンが撮影しやすいポイントを教えていただいき、息子共に移動した。そこは林床にスミレが多く咲き、本当に撮影しやすい場所だった。そこで私も息子も雌の訪花シーンを首尾よく撮影することが出来た。
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 その後、ウスバサイシンの新芽に産まれた卵塊を撮影、下山した。
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 登りで見つけたウドを掘って帰ろうと思ったら・・・・姿が無かった。お土産にしようと思ったのに・・・・。だが、幸いに赤コゴミの群生地を見つけることが出来、ちょっとだけお土産にした。胡麻あえにしてみたが、通常のコゴミ(クサソテツ)より歯ごたえと香りが良かった。本来のコゴミはクサソテツではなくこっちらしい。

 後でわかったのだが、スミレの多い撮影ポイントを教えていただいた方が撮影日記のDさんだった。その後、Dさんからブログ開設を勧めていただき、思い切ってブログを始めることになった。
 そういう意味では、今年一番思い出に残る撮影行だったかもしれない。
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by toshi-sanT | 2005-12-31 00:55 | | Comments(8)
2005年 12月 25日

Caplio GX8 試運転

連休初日、冷蔵庫が壊れた。このままでは年が越せないので、近所の電器ショップで新品に買い換えた。その際、思いのほかポイントが溜まっていたので、GX8をポイントを使って買ってしまった。
買ってしまうと使ってみたくなるのだが、この季節ろくな被写体が無い。今日は、少し暖かそうなので、思い切って千葉方面に出かけようと思ったが、息子が風邪気味なのでそれも断念。
結局、先日見つけた、ウラギンシジミの越冬個体で、少しだけ試運転。
最初は、画面一杯のアップで撮ってみる。
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ノートリミング、設定も購入時のまま
フォーカスポイントを右にずらし、全体の環境を入れてみる。
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フォーカスポイントの移動は、わりとやりやすい。ただ、ついでにプラス側に露出補正も試したが、ちょっと飛んでしまったようだ。変にいじらない方が良いみたいだ。

とりあえず、広角での撮影には十分使えそうだ。また、85mmまでズームがあるので、デジイチが万一故障した際の予備機としても何とかなりそうだ。
ただ、難点は思ったより大きい(横幅がある)こと、ソフトケースに入れてウェストバックの中に放り込んでおくには少し大きすぎる。デジイチを腰に装着し、これを首から下げるしかないか。
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by toshi-sanT | 2005-12-25 15:15 | Comments(12)
2005年 12月 23日

つれづれの記(1) EOSS Kiss D初陣 2004年3月下旬

 スイスねたもなくなってしまったので、かなり昔に撮ったものも含めて在庫写真の中から適当に選んでアップしていきます。

 2004年の夏はスイスに家族で出かけることになっていたので、それを機に20年来使用してきた愛機(ペンタックスMX)の使い納めをしようと思っていた。
 だが、3月下旬のある日、電器店を覗いていたら、急にデジイチが欲しくなり衝動買いしてしまった。何分カメラ専門店ではないため、18-55mmのズームしかないが、それなりに近接撮影も出来そうだし、フィルムカメラの80mm換算だから、とりあえず使って様子を見てみることにする。
 その辺で試運転してみても良いのだが、ある程度本気で撮ってみないと使い勝手がわからない。そこで少し早いかとも思ったが、藤野町のギフチョウを撮影に出かける。

 山を登ってポイントに着いたのは9時過ぎ、すでに数名のカメラマンが待機していた。10時頃やっと1頭のギフチョウがやってくる。その後時折ギフチョウがやってくるが、1頭のギフチョウに数名の撮影者がレンズを向ける状況で、遠くから狙えない55mmだとちょっと厳しい。それでも1頭のギフチョウが目の前に止まりそれなりの距離から撮影することが出来た。
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2004年3月28日 神奈川県藤野町 鳥にやられたのか後翅の一部が大きく欠けていた

 その後ますます撮影者が増えてきて撮影会のようになってしまった。そのため、どこかでひとりゆっくり近づける場所を探しに移動することにした。
 メインの登山道から踏み後程度の道をしばらく辿った場所で良さそうな小ピークを見つけた。良く見ると1頭のオスが舞っている。これなら一人でじっくり撮影できそうだ。ピークに腰を下ろして待っていると上手い具合に目の前の地面に静止する。他のオスがやってくると追い払うような行動をし、また戻ってくる。
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一度飛び立ってもまた戻ってきてくれるので、じっくりと近づくことができた。
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今日羽化したての個体ではなさそうだが、十分綺麗な個体だった。後翅を見ると神奈川産らしい特徴(三日月紋)があると思っているのだがどうだろう。

 その後、花の試し撮りをしに北丹沢のカタクリの群落へ行く。集落のはずれにひっそりとカタクリの小群落がある。下草が繁茂していて背景がごちゃごちゃしてしまうが、この時期に撮影できるのはやはりうれしい。
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北丹沢のカタクリ

 フルオートのカメラを使うのは初めてだったので、最初は少し戸惑ったが、少し使ってみると余計なことを考えなくて良いので便利だった
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by toshi-sanT | 2005-12-23 17:30 | | Comments(6)
2005年 12月 17日

2004年 スイスの花と蝶(10)-最終回

フィングステックでは、クモマツマキチョウ以外にも様々な花と蝶を見ることができた。
牧草地には日本のアザミのような花が多く見られた。
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Centaurea alpestris
図鑑で調べてみると、アザミ属ではなく、ヤグルマギク属だった。日本のアザミより大振りで艶やかで、蝶が止まったら映えるだろうなと思っていたら、ヒョウモンチョウがファインダーに飛び込んできた。
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ヒョウモンチョウ(やっと入手した図鑑で見る限り、日本のヒョウモンチョウと同じではないかと思う)
予想通り、特徴のある花びらがはみ出していていい感じだ。
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ヒカゲチョウの仲間 Aphantopus hyperantus?
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エゾシロチョウ 手元の図鑑では英語でBlack-veined Whiteと言うらしい。これって直訳するとスジグロシロチョウになってしまうような気が。
またヒメシロチョウもいたが、日本のものに比べると裏面が黒っぽい。
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ちなみに、英語名では、Wood White、といって別に森林地帯に生息するわけでもなさそうだ。
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マツムシソウの仲間にもコヒョウモンモドキの仲間、ベニヒカゲの仲間が来ていた。
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コヒョウモンモドキの仲間(図鑑を見ても良くわからない)、少し後翅が黒っぽい
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ベニヒカゲの仲間、裏面も日本のものに良く似ている気がする。
ベニヒカゲの仲間は他にもいたが、図鑑を見ても名前は良くわからない。
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また、まるでドライフラワーのような花もあったが、そこにもベニヒカゲの仲間が吸蜜に来ていた。
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今回のスイスの山旅では、パルナシウス兄弟を見ることはできなかったが、雄大な風景、多くの花と蝶、ゆったりとした時間、十二分に満足できるものであった。また行きたいなあ。
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by toshi-sanT | 2005-12-17 22:33 | スイス | Comments(12)
2005年 12月 11日

2005年12月上旬 川崎市高津区

昨日、天気に誘われ、先日訪れた近所の公園に出かけた。
2週間前と異なり、紅葉は色あせ落葉の季節になっている。陽だまりのツワブキも咲いているものの数が減り、多数が日光浴、吸蜜していたムラサキシジミの姿もほとんど見えない。どうも食樹の周りからあまり離れないようだ。
陽だまりでしばらく待っていると、やっとムラサキシジミの雌がメタリックブルーをきらめかせて日光浴に現れてくれた。
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ちょっと遠いので、少し近付く。だがその際にほんの少しだけ物音を立ててしまい、警戒するように少しだけ、翅を立ててしまった。
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その直後、翅を閉じそのまま飛び去ってしまった。

また、先日1頭だけみかけたムラサキツバメを探すが見つけることは出来なかった。
その後、スタッドレスタイヤを新調に出かける。これで完全にスキー仕様になった。今年の撮影はこのムラサキシジミが最後かなあ。
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by toshi-sanT | 2005-12-11 22:55 | | Comments(8)
2005年 12月 10日

2004年 スイスの花と蝶(9) フィングステック

 スイス滞在最終日になってしまった。午後には荷物をグリンデルワルト駅に運ばねばならないため、あまり遠くまでは行けない。スイスで是非撮影したいと思っていた蝶のうち、パル2種、クモツキ・・・撮影できていないものがいっぱいある。
 今まで、標高2,000m前後のところばかり行っていたので、少し標高を下げたところかつ短時間でいけるところにしようと思い、地元でもらったハイキングマップを必死で眺める。フィングステックという地名が目に止まる。シャレーのすぐそばからロープウェイで行ける崖の上のようなところだ。標高1,300mちょっと、上グリンデルワルト氷河へ向かうハイキングコース以外にグリンデルワルトの村まで歩いて降りるコースもあり、ちょうど良さそうだ。
 シャレーから歩いて数分でロープウェイ乗り場に着く、そこから5分ほどでもうフィングステックに到着。方向の関係から朝早いうちは、日が当たらず少し寒いが、グリンデルワルトの村の見晴らしが良い。テラスのあるレストランがあるので、日が差すまで暖かい飲み物でも飲みながら時間をつぶす。
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フィングステックからグリンデルワルト村を望む 後ろはフィルストからバッハアルプゼー方面

 ようやく日が差してきたので、歩きだす。レストランの裏手はお花畑になっており、アザミの仲間やマツムシソウが咲いている。エレビア類、コヒョウモンモドキに似た蝶、ヒメシロチョウなど蝶の姿も多く見られ、いくつか撮影したが、肝心のものはいない。だが時間的にそろそろ下山しないと荷物を運ぶ時間がなくなってしまう。お花畑から林道のような道を下るとすぐ針葉樹の林になる、暗い林を抜けさらに下ると広い牧草地に出た。牧草地の脇に小さな枯れ沢がありピンク色の小さな花が見える。その花の周りをオレンジの小さな蝶が飛んでいた。やっとクモマツマキチョウに会うことが出来た。
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ちょっと遠くからになってしまったが、裏の唐草模様と表のオレンジの両方が見える
ひとつの花での吸蜜時間は短くすぐ次の花へ飛び移る。
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だが、しばらく同じ花の周りを移動してくれたため、何回かシャッターを切ることが出来た。
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雄に混じり、雌も1頭だけ吸蜜に訪れていた。雌は雄に比べ地味だが唐草模様が透けて見えると独特の風情がある。
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雌を撮影していると一瞬その画面を雄が横切る。ちょっとピントがあっていないのとぶれているのが残念だが、ファインダー内に何とか収まってくれた。
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このあと、気がつくと雄も雌もクモマツマキチョウの姿はどこかに消えてしまっていた。ほんの短時間であったが、最後の最後で何とか綺麗なクモマツマキチョウを撮影できほっとした。
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by toshi-sanT | 2005-12-10 00:10 | スイス | Comments(10)
2005年 12月 04日

2004年 スイスの花と蝶(8) ブリエンツ

子供たちのリクエストに答えて、湖の船旅とミニSLの登山電車に乗りに出かける。
グリンデルワルトから一旦インターラーケン戻る。インターラーケンオスト駅のメインの出入り口反対側の出口を出るとすぐ船着場がある。
船は運河を下り、ブリエンツ湖へ出る。ブリエンツ湖は細長い湖だが、船はその狭い対岸を行ったりきたりしながら、ブリエンツの町を目指す。
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湖に面した小さな村ごとに一番良い場所に教会が見える。
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多分、特別古いとか由緒があるということはないのだろうが、独特の雰囲気がありついカメラを向けてしまう。
1時間20分ほどの船旅で湖奥のブリエンツの町に着く。船着場を下りるとすぐSL乗り場がある。
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ミニSL 何と日本製
おもちゃのような登山列車は、ブリエンツァーロートホルンの急な斜面を最後尾から押す形でゆっくりと登っていく。
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山上の駅からほんの10分ほど登るとブリエンツァーロートホルン(2349.7m)の山頂に着く。今回の旅で、山の頂上に立ったのはこれが初めてだ。振り返ると、氷河が削った細かい砂のせいで独特の色合いを見せるブリエンツ湖と、ベルナーオーバーラントの山々が広がる。
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ここでもミヤマキンポウゲが黄色い花を風になびかせていた。
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この山の上から登山列車の途中駅まで標高差1,000mほど下るハイキングコースがあるのだが、さすがに子供たちが歩くのに厭いたため、再び登山列車で山を下る。
登山列車が小さな沢を渡るところで、目の前の窓の外、クモマツマキチョウがオレンジ色をきらめかせてしばらく列車に平行して飛んでいた。途中駅付近でもいくつかのクモマツマキチョウが舞うのが見える。
日本では撮影どころか、滅多に見ることすら出来ない高嶺の蝶だが、スイスでは多いと聞いていた。ぜひたっぷり撮影したいと思っていたのだが、、今までは全く見ることが出来なかった。
途中駅ですれ違いのため、しばらく停車する。スイスで撮影できるのはあと1日しかない、一瞬降りて撮影しようと思ったが、観光客も多いし乗り遅れるととても恥ずかしいことになってしまう。後ろ髪を引かれつつも、あきらめるしかなかった。
幸いクモマツマキチョウは、翌日、最終日のチャンスに何とか撮影できた。あ~、あわてて降りなくて良かった。
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by toshi-sanT | 2005-12-04 23:17 | スイス | Comments(12)
2005年 12月 03日

2004年 スイスの花と蝶(7) バッハアルプゼー

フィルストから子供の足で2時間ほどで、山上の湖バッハアルプゼーに着く。バッハアルプゼーには4つの湖があり、どれも高山植物が咲く草地に囲まれ、とても見晴らしが良い。
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一番手前の小さな湖からの景色 ちょっとだけ逆さアイガー
湖のほとりにレジャーシートを広げ、昼食とする。とても気分の良い草地なのだが、実はそこかしこに牛糞が点在する。但し、乾燥していて臭いがないのと、スイスのハイキングコースは基本的に放牧地が多く、牛糞だらけなので感覚が麻痺し、このころには、ほとんど気にならなくなっていた。
昼食後、歩いてきた道をフィルストまで引き返す。来るときには気がつかなかったが、道から少し入った斜面に黄色いサクラソウを見つけた。
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黄色いサクラソウ Primula elatior
日本のピンクのサクラソウも可憐だが、黄色のサクラソウも清楚で葉の縮み模様とあわせてなかなか良い。
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少し大きめの株を広角で環境も入れてみる

シジミチョウが集団で吸水していた場所では、今度はベニヒカゲの仲間が吸水していた。
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ベニヒカゲの仲間 (クモマベニヒカゲに少し似た感じ?)
また、岩陰の湿地には、ちょうど日本のイワカガミのような感じの小さな花が咲いていた。
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Soldanella pusilla でもこっちは、サクラソウ科
また、スミレの仲間も咲いていたが、手持ちの図鑑では種類がちょっとわからない。日本の花壇に良く植えられているパンジーに似ているが、こちらは大自然の中で生えている。
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スミレの仲間
フィルストに戻り、大きなレストランのテラスでいつものようにビールで乾杯した後、テレキャビンでグリンデルワルトの村に戻る。テレキャビン沿いにも気持ちの良いハイキングコースがあり、標高差があって面白そうに思えた。一瞬、息子だけ連れて歩いて下りることも考えたのだが、少し雲が出てきたので断念する。シャレーに戻りしばらくすると夕立が・・・・、歩いて下りなくて良かった。
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by toshi-sanT | 2005-12-03 23:30 | スイス | Comments(12)