フィールドノート

thecla.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2007年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧


2007年 11月 25日

2007年11月下旬 千葉県 快晴無風の日のルーミスは

昨日は、高校のクラブの後輩君たちと飲んだ。後輩君たちに言わせるとんでもない先輩だったらしいが、暖かく迎えてくれた。なんでも山行の際に、「丸のスイカ2個の差し入れ」だの「5人のパーティーにアイスクリーム20個の差し入れ」をやったらしいのだ。
こういうことはえてしてやった方はコロッと忘れているものなのだが、はい、完璧に忘れてました。まあ、良い酒の肴になったいうことで勘弁してください。

昔話を肴に気持ちよく飲んだせいか、今朝は7時前にすっきりと目が覚めた。どうしようかと思ったが、もう一度ルーミスシジミを撮影したくなった。時間的には何とか間に合うので大急ぎで房総へ向けて出発した、
天気は快晴、風もほとんど無い絶好の条件に、きっと前回撮影したポイントにきっとたくさん降りているに違いない。綺麗な個体を選んで広角で撮ってみようなどと考えながら車を走らせた。
ポイントに着くとちょうど良い具合に日が当たっている。ちょっと気温が低いが、これから気温が上がるはずだし大丈夫だろう。
ところが、梢を見上げて待つが、一向にルーミスシジミが飛ばない。飛んでもいつもよりも高い梢の先端部分から降りてくる気配が無く、何か変だ。そういえば、いつもは風が無いといっても樹冠部は風に揺れていることが多いのだが、今日はほとんど揺れない。
ブログ仲間が秋でも風が強い日に多く観察している。ひょっとしたら、樹冠部まで無風の日は実は良くないのかといった考えが頭をよぎる。

結局、このポイントは、1頭も降りてこないまま日が当たらなくなってしまった。そこで、ちょっと仮説を立ててみた。
  ①樹冠部までほぼ無風の日は降りてこない。(夏と同じ生態)
  ②朝の冷え込みがきつく、下に日が当たっているうちには十分に温まらなかった。
  ③秋から冬にかけて徐々に谷の奥から入り口に移動するので、このポイントの個体数が少ない。
①ならば、今日は駄目、②か③なら、まだチャンスがあることになる。そこでまだ日が当たっている場所を中心に少しづつ谷の入り口を探してみることにする。
すると少し高い枝に青い輝きが見える、300mmで覗いてみると、ルーミスシジミのようだった。とりあえず証拠写真を押さえたので、渓流竿で周囲も含めてつっついてみると、3頭ほど飛び出した。すぐに下には降りてこないが、しばらく待っていると潅木に降りてきた個体がいた。
d0054625_2145278.jpg

ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2146355.jpg

ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
周囲を舞っている個体は3~4頭いるが、下に降りてきたのは2個体のようだった。
d0054625_21531818.jpg

ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2151627.jpg

ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
最初はどうなることかと思ったが、マクロでは十分撮影できたので、レンズを換装し、GX8とSIGMA17-70mmで広角接写を狙う。
d0054625_21574696.jpg

ルーミスシジミ 開翅 RICHO Caplio GX8
d0054625_21584352.jpg

ルーミスシジミ 閉翅 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
d0054625_21592263.jpg

ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
さて仮説のほうはどうなったかというと、そろそろ帰ろうとしたとき、カシの葉の枯れた部分に静止して動かなくなった個体をふたつほど見つけた。
d0054625_2233110.jpg

ルーミスシジミ 静止 CANON EOS Kiss D SIGMA APO 70-300mm Macro
家に帰ってPCで拡大してみると触覚は少し下がっているし、渓流竿で止まっている葉をかなり強く揺すっても動かなかったのでこのまま本日の活動時間を終えるのかもしれない。
2mにも達しない高さなのでこのまま翌日まで休眠するとすれば、③が有力かもしれないが、また条件が違うときに行って確かめてみようと思う。
[PR]

by toshi-sanT | 2007-11-25 22:09 | | Comments(16)
2007年 11月 23日

2007年11月下旬 神奈川県 ムラサキツバメの集団越冬

神奈川県某所でムラサキツバメの集団越冬が見られるという情報を入手したので行ってみることにした。
ポイントとおぼしき谷戸に着くと、撮影者が3名。あいさつをするとすぐ上の木に集団越冬していることを教えていただいた。
ちょっと遠いが随分と立派な越冬集団だ。
d0054625_19504393.jpg

ムラサキツバメ越冬集団 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
右上を越冬集団A、左下を越冬集団Bとしておこう。上の葉が影になって直接日が当たらない葉の上に大きな越冬集団を作っている。その分、撮影条件は厳しく、ISO1600に上げての証拠写真程度にしかならなかったが、集団の大きさはわかるので、それぞれ載せておこう。
d0054625_19523474.jpg

越冬集団A CANON EOS Kiss D SIGMA APO 70-300mm Macro
d0054625_19554551.jpg

越冬集団B CANON EOS Kiss D SIGMA APO 70-300mm Macro
この谷戸にはマテバシイは無く、外から越冬場所であるこの谷戸に飛んでくるそうだ。
そのうち、越冬集団からはじき出されたような個体が時折下に降りてくるのでなるべく綺麗な個体を選んで撮影する。
d0054625_2022886.jpg

ムラサキツバメ♀ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2032086.jpg

ムラサキツバメ♀ 開翅 ROCHO Caplio GX8
雄は紫の幻光を綺麗に撮ろうと頑張ってみたが、うっすらと色が出ただけだった。反対側の角度から撮った方が良かったかもしれないが、太陽光線の角度から難しかった。
d0054625_2082383.jpg

ムラサキツバメ♂ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2093629.jpg

ムラサキツバメ♂ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2010555.jpg

ムラサキツバメ♂ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
ここではムラサキシジミも多い。
d0054625_2011226.jpg

ムラサキシジミ♀ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
雄の紫の発色は次回の課題にして帰ろうと谷戸の出口に向かうと、アオキの葉の上でも越冬集団を2つ見つけることが出来た。こちらは低い位置なのでそのまま90mm Macroでも撮影可能だ。
d0054625_20161474.jpg

集団越冬C CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_20155249.jpg

集団越冬D CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_20181347.jpg

越冬集団D RICHO Caplio GX8
この越冬集団を撮影していると地元の方から声をかけられた。挨拶してどんな蝶を撮影しているか翅を広げたところの写真も示しながら説明する。すると地主の方らしく、越冬集団のいる木は切らないように気をつけていただけることになった。ありがとうございます。

中々立派な越冬集団を見つけることが出来たので、この冬は月イチくらいで通ってみようと思う。
[PR]

by toshi-sanT | 2007-11-23 20:23 | | Comments(22)
2007年 11月 17日

スイスの花と蝶2007(2) パルの谷③ パル君と遊ぼう

この日出会ったミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)は1個体だけだったが、体温が上がりきっていないからか、飛んでもすぐ近くに止まるので色々と撮影することが出来た。
そのうち草の中にもぐりこんでしまったので正面から撮ってみる。
d0054625_20184967.jpg

「にらめっこ」 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm MAcro
この状態では、撮影しにくいので、指を伸ばしてみると、なんと手乗りになった。
d0054625_2022872.jpg

「手乗り①」 RICHO Caplio GX8
新鮮なミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)の翅の裏は少し黄色味がかってとても綺麗だ。
d0054625_20223545.jpg

「手乗り②」 RICHO Caplio GX8
ふとこのまま体を回転させると、風景が入る広角画像になるのではないかと思った。飛ばせてしまっては元も子もないのでゆっくりと谷の出口に向ける。
d0054625_20283428.jpg

「手乗り③」 RICHO Caplio GX8
d0054625_20285077.jpg

「手乗り④」 RICHO Caplio GX8
<続く>
[PR]

by toshi-sanT | 2007-11-17 21:01 | スイス | Comments(18)
2007年 11月 13日

スイスの花と蝶2007(2) パルの谷② ミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)

U字谷の壁を登り終えると沢沿いの山道に変わる。両側にお花畑が広がり蝶も多そうな環境なのだが、残念なことにこの辺りから薄いガスがかかり日差しが無くなってしまった。
それでも、目を皿のようにして周囲を探しながら歩くが、何も飛ばない状態が続き、唯一流線型の橙紋を持つエレビアを見かけただけだった。裏面は目視でしか確認できていないが、アーモンドベニヒカゲだと思う。
d0054625_2332871.jpg

アーモンドベニヒカゲ Erebia alberganus CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
目的のヒュッテについても太陽は出ず、曇ったままで肌寒い。娘と女房が上がってくるまで、ミヤマウスバアゲハがいるはずと睨んでいた小屋の裏手周辺を探索してみるが、何もいないし、草丈も低い。今年は天候不順で暑くなるのが遅かったから、ここまで上がってしまうとまだ早いのかもしれない。
娘も頑張って登ってきたのでヒュッテに入り軽い食事を摂った。ここの野菜スープは素朴な味だがボリュームもあって美味かった。
体も温まったし、天候も回復しそうにないのでさっさと下山して朝アポロを撮影したポイントでもう一度アポロを狙うことにした。しばらく下り沢沿いの道に出た頃から、日が差すようになってきた。残念ながら上部のヒュッテあたりはガスの中なので花々や、ベニシジミ、チャマダラセセリなどの仲間などを撮影しながらパルが飛んでこないかと未練たらしく下る。
d0054625_2342485.jpg

エンチアン(多分Gentiana verna) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2345440.jpg

テガタチドリ CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2374326.jpg

グローブフラワー Eranthis hyemalis CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
谷の出口付近で義母がアザミに来ているパルを見つけてくれた。完全に頭が花モードに切り替わっていた私は息子と少し先まで下っていたので慌てて戻るとパルがアザミで吸蜜していた。
羽化直後の綺麗な個体で、子供達と一緒にカメラを向ける。アポロではなく、ミヤマウスバアゲハのようだ。
d0054625_23112692.jpg

ミヤマスバアゲハ Parnassius phoebus 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro


<アポロウスバアゲハ(P. apollo)とミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)の区別点>
アポロとホエブスの相違点について何人かの方からご指摘をいただいた。その後「BUTTERFLIES Britain and Europe」と「最新版パルナシウス図鑑」などを購入し、調べたところ、触角と前翅の前縁の黒点がポイントとなることがわかった。
アポロ:触覚は白黒の縞状には見えない。前翅の前縁の黒点内に赤紋は出ない。
ホエブス:触覚は白黒のはっきりした縞状に見える。前翅の前縁の黒点内に赤紋が出現する。(但し、黒点内の赤紋は出ないこともあるようだ。)
「最新版パルナシウス図鑑」では、アポロとテンザンウスバ(P. tianschanicus)との区別点でもテンザンの触覚はは白黒の縞状になることが挙げられているので、白黒縞模様の触覚の場合は、phoebusと考えてよいようだ。
わかりやすいように区別点を一枚の画像に整理してみた。
d0054625_23175457.jpg

アポロウスバアゲハ(P. apollo)
d0054625_2318815.jpg

ミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)
ご指摘いただいた皆様、ありがとうございました。

結局、家族で撮った吸蜜画像、一番出来がよいのは息子のものだった。
d0054625_23183568.jpg

ミヤマウスバアゲハ(P. phoebus)吸蜜 RICHO Caplio R4

<続く>

実は(1)でもシジミチョウの同定を間違えていました。
d0054625_23231828.jpg

これは、グランドンシジミ Agriades glandon だと思います。1800~2700mの高山に生息するシジミチョウです。ちなみにエロスシジミは裏も表も全然違います、完全に記憶違いでした(^^;
[PR]

by toshi-sanT | 2007-11-13 23:25 | スイス | Comments(10)
2007年 11月 11日

スイスの花と蝶2007(2) パルの谷①

7月23日、スイス滞在2日目。前日早く寝てしまったのと時差ボケで、朝まだ暗いうちから目が覚めてしまった。シャレーの窓から外を見ると、朝日を浴びたマッターホルンが見える。
d0054625_124159.jpg

マッターホルン CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
まだ少し雲が残っているが、昨日より良い天気になりそうだ。朝食を食べながらどのハイキングコースを歩くか考えたが、娘も頑張って歩くというので、今回一番のハードコースを行くことにする。
このコースは、下からひたすら歩いて登らないといけないコースなのだが、上部のヒュッテ食事が美味しい上、途中の谷コース、ヒュッテ裏手の高山植物が綺麗なのだ。おそらくパルも多いと思われ、前日のエーデルワイスの丘と並んで歩きたかったコースだった。
日本で確認したYahoo!の天気予報、現地のTVの予報とも週半ばで天候が崩れる予報だったので、行きたいコースから順番に行くのが良さそうだった。

ツェルマットの村を抜けると、U字谷の斜面広がるアルプの草原を歩くようになる。アザミをはじめ様々な花が咲き乱れいかにもアポロがいそうだと思っていると、大型の白い蝶が滑空してくる。白一色ではなく、黒い紋様と赤い星が見え、すぐにアポロとわかる。
他にも2個体ほど舞っているが、中々止まってくれない。そこで、斜面の見通しの良い場所に陣取って様子を見ることにする。しばらく見ていると、近くに止まったので慌てて近付く。
d0054625_12415689.jpg

アポロウスバアゲハ Parnassius apollo 静止 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
後翅が前翅と重なって赤い星がはっきりと見えないのが残念だが、何はともあれ待望のアポロの初撮影だ。その後数回シャッターチャンスがあり、必ずしも満足がいく写真が撮れたわけではなかったが、今日のコースは長いので先を急ぐことにした。

<P. Apollo>
d0054625_12473496.jpg

アポロウスバアゲハ Parnassius apollo 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_12541470.jpg

アポロウスバアゲハ Parnassius apollo ♀ 静止 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
図鑑を見るとアポロのメスは全体の黒化するようだからこちらはメスのようだ。

<アルプのその他の蝶>
d0054625_12595197.jpg

コリドンルリシジミ Lysandra coridon (Chalk-hill Blue) 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_130544.jpg

コリドンルリシジミ Lysandra coridon (Chalk-hill Blue) 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
この蝶は、少し大型のシジミチョウで、翅型も少し鋭角的でアルプの草原に良く似合う。アポロの生息域でよく見かけた。
d0054625_1311416.jpg

セイヨウシロジャノメ Melanargia galathea (Marbled White)
エゾシロチョウ、アポロと一緒に良く飛んでいて、ちらりと見える紋様が、アポロのように見え一瞬ドキリとすることが多かった。冷静に見れば大きさが全然違うのだが・・・・。

<続く>
[PR]

by toshi-sanT | 2007-11-11 13:25 | スイス | Comments(22)
2007年 11月 04日

2007年11月上旬 房総のルーミスシジミ

最初は、土曜日に房総までルーミスシジミを見に行く予定にしていた。早起きして天気予報を見ると一日曇り、翌日の日曜日は晴れ、日曜日に出かけることに変更し、二度寝した。
あけて日曜日、気合を入れて早起きをしたら、8時前にはポイントに着いてしまった。さすがにこの時間だと林の上部には当たるが、谷底まで陽が当たらない。しかも、昨年に比べ林床の潅木やススキが繁茂し、撮影しづらい環境になっている。
今日は、長距離戦使用で70-300mmと90mm Macroの組み合わせ。また、念のため膝下までの長靴をはき上から虫除けスプレーをたっぷりとかける。ヤマビルに食いつかれたとき虫除けスプレーをかけると簡単に引き剥がすことが出来るそうだから多少は効果があるだろう。

一番早く日が当たるポイントで梢を見上げていると、白銀色の蝶の姿が見える。まだ活性が低いので一度止まると中々動かない。もちろん300mmを使っても撮影できる距離ではない。それでもしつこく見上げていると、渓流竿の届く範囲に降りてきた。さっそく渓流竿を伸ばして木を叩くが、残念ながら上に飛び上がってしまった。
時間の経過と共に林床まで光が届くようになってきたが、ルーミスシジミは飛んでいる姿は見えるものの中々降りてこず、竿が届く範囲に降りてきても、結局上へ追いやることの繰り返しになってしまった。
他の場所も日が当たりだしたので、つい我慢できなくなって様子を見にいってみるが、状況に変わりはなかった。
そこで最初のポイントに戻ると、ウラギンシジミのメスが絶好の場所で開翅している。これがルーミスだったら良かったのにと思いながらもしっかりGX8で広角撮影する。
d0054625_21264810.jpg

ウラギンシジミ 開翅 RICHO Caplio GX8
ちょうど画面の左側の方に視線を移すと、白い翅裏のシジミが止まっていた。しかも少し奥にもう1頭。手前の個体は少し翅が欠けているので奥の個体に狙いを定める。ただ、潅木の枝が繁茂していて、静止している葉を動かさずに近付くことが難しい状況なので、まず300mmで証拠写真を押さえた後、90mm Macroを覗きながら慎重に近付く。
d0054625_21272714.jpg

ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_2128155.jpg

ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
うっかり枝を揺らしてしまったが、翅を閉じただけで助かった。裏面のふさふさ感と後翅の白さも90mm Macroで取り直したかったのでちょうど良い。
d0054625_2130872.jpg

ルーミスシジミ 静止 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
また、翅を開きだしたので、翅の裏と表を同時に写してみる。
d0054625_2144571.jpg

ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_21311716.jpg

ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
この個体は、中々サービスの良い個体で、昨年撮り損ねた広角接写もさせてくれた。
d0054625_21321364.jpg

ルーミスシジミ 開翅 RICHO Caplio GX8(3:2にトリミング)
次に、斜め前からの半開翅を狙おうと少し下がって横に動いた瞬間、梢に飛び上がってしまった。

ふと気がつくと、周囲の木ががさがさし、獣の叫び声が聞こえたと思ったら、目の前をニホンザルが横切っていった。どうやら猿の群れの移動の真っ只中に位置してしまったらしい。猿とはいえ頭数は向こうの方が圧倒的に多いのであまり良い気持ちはしない。ルーミスも十分撮影できたし、引き返そうかと思ったら、すぐ目の前の葉にルーミスが止まった。
d0054625_2133356.jpg

ルーミスシジミ 静止 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
斜め前方からの半開翅を撮影するには絶好の角度。あいかわらず周りからは猿の気配がするが、無視して開翅を待つ。ところが今度は一向に開かない。猿の気配もなくなり一瞬の静寂が訪れたと思ったら、残念この個体も飛び上がってしまった。
結局、猿の群れがいなくなったと思ったら、ルーミスの姿もさっぱり見えなくなってしまった。
このポイントに日も当たらなくなったし、昨日こなしきれなかった家の用事が残っているので、ちょっと時間は早いが撤収することにした。

<その他の蝶>
d0054625_21342325.jpg

ムラサキシジミ♀ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
今日はムラサキシジミがやけに多かった。飛んでいるときから明らかに違って茶色っぽく見えるのだが、近くに止まるとつい確認してしまう。
d0054625_21361849.jpg

ヤマトシジミ 求愛 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
帰る途中、ムラサキツバメでもいないかと思ってマテバシイの下の草地を覗いてみたら、ムラサキツバメはいなかったが、やけに青いヤマトシジミ♀に♂が求愛していた。

心配したヤマビルには出会わなかった。長靴が功を奏したのか、昨夜の冷え込みが厳しかったのかはわからないが。
[PR]

by toshi-sanT | 2007-11-04 21:46 | | Comments(30)
2007年 11月 03日

スイスの花と蝶2007(1) エーデルワイスの丘③

エーデルワイスの丘で少し遅めの昼食をとった後、ツェルマットに向かって下る。この辺りまで下ると草丈も伸びてきて、ヒョウモン類など蝶の種類も増えてきた。
d0054625_16243262.jpg

Boloria napaea 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_1625778.jpg

Boloria pales 静止 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_16253182.jpg

Boloria pales 静止 RICHO Caplio GX8
この2種類は良く似ていて、区別に自信がない。
グリンデルワルト周辺でも見た少し派手めなヒョウモンモドキの仲間もいた。
d0054625_16363622.jpg

Euphydryas aurinia 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_16372244.jpg

Euphydryas aurinia 吸蜜 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_16373756.jpg

Euphydryas aurinia 飛翔 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
日本のベニヒカゲに良く似た感じの翅裏のエレビアがいた。ムネストラベニヒカゲだろうか。
d0054625_179464.jpg

ムネストラベニヒカゲ Erebia mnestra CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_179358.jpg

ムネストラベニヒカゲ Erebia mnestra 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro

さらに下ると典型的なアルプの草原になり、人通りの多いハイキングコースへ合流する。
この辺りでは、ヒメシジミの仲間が数多く飛んでいた。
d0054625_17235034.jpg

イダスシジミ Plebejus idas 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
d0054625_17241260.jpg

イダスシジミ Plebejus idas CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro

エーデルワイスの丘周辺では数組のハイカーと出会っただけだったが、ここまで来ると日本人ハイカーの姿も多くなる。マッターホルンも見えるし、花も多いから人気があるようだ。
d0054625_17101858.jpg

マッターホルンは雲が多く、完全には見えない。
そろそろアポロがいてもいいのになと思いながら歩くと、大型の白い蝶が道沿いに飛んできた。ちらりと見える翅の模様からアポロであることがわかる。しかしどこにも止まらず飛び去ってしまい、とっさにKiss Dを取り出し、飛翔を狙ったが大した写真にはならなかった。
予定より時間が遅くなっていたので、近くのレストランに寄った後、交通機関を利用してツェルマットの村に戻ることにした。このレストランには、、「山渓」に出たんだとその時のポーズを取ったりするひょうきんな親父がいて楽しめた。もちろんお勧めのアップルパイは絶品だった。
[PR]

by toshi-sanT | 2007-11-03 17:25 | スイス | Comments(8)