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2008年 02月 25日

スイスの花と蝶2007(6) 最終日はやっぱりアポロ①

1週間のスイス滞在もあっという間に最終日になってしまった。最終日の午後は荷造りして、駅でチェックインしなければいけないので、午前中しか行動できない。
しかし、ここでチェックインしておけば、成田で受け取るまで重いスーツケースから開放されるわけだから仕方がない。
子供達は、スネガからマッターホルンを望む池までの観光コース、私はマッターホルンとアポロの組み合わせを狙って出かける。
実は、マッターホルンとアポロの組み合わせは案外難しい。ツェルマットの谷の形状からマッターホルンを広角で入れられる場所は限られている。そこで今日は、マッターホルンが良く見える角度でアポロがいる場所を探さないといけないわけだ。
2箇所ほど目星をつけてあるので、早速出かけることにする。目星をつけたポイントへ向かう途中、フチグロベニシジミ Lycaena vigaureae が朝の斜光線で綺麗だったので、逆光で斜め下から迫ってみた。
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フチグロベニシジミ Lycaena vigaureae CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
今日がスイス滞在の最終日だと思うとちょっと気がせくが、それでも日本にいないタイプのベニシジミなので、「アポロ、アポロ」と思いながらもついカメラを向けてしまう。

さて、目星を付けたポイントに着くと早速アポロが飛んでいる。が、止まらない。アルプの草原とはいうものの、U字谷の急斜面直下の草原だから簡単に追いかけて走り回るわけにも行かない。
しかも、たまに花に止まっても角度が悪いとマッターホルンが入らないし、回り込んでいる間に逃げられてしまう。ちょっとあせった頃、段差の下のアザミに止まるアポロを発見、角度もちょうど良さそうだ。
段差も大したことないし、軽く飛び降りたつもりが、勢い余って前方に一回転、一瞬青空が見えた。幸い柔道の受身を取るような格好になったのと下が草地だったので怪我も無く、3つのカメラとも無事だった。
そんなこんなで中々シャッターチャンスがなく苦労した。撮った画像も決して満足のいくものではなかったが、まあ、スイスの青空の下、アポロとは十分戯れることが出来たので良しとしよう。
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アポロウスバアゲハ Parnassius apollo RICHO Caplio GX8
マッターホルンはちゃんと写っているのだが、肝心のアポロの角度が悪いのとピンが甘いのが残念。
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アポロウスバアゲハ Parnassius apollo RICHO Caplio GX8
こっちはピンもばっちりだが、少し飛び古した♀、しかも左後翅が羽化不全のようだ。

ここでちょっと時間を使いすぎてしまったため、もう少し高い位置から見下ろすであろうポイント2へ回る時間は無くなってしまった。そこでこの間実績のあるポイントへ向かうことにした。
<続く>

アポロのいる草原 その他の蝶
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コヒオドシ CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
そういえば、今回コヒオドシを見ることが少なく、最終日にようやく撮影できた。
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コリドンルリシジミ Lysandra coridon RICHO Caplio GX8
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Aricia artaxerxes ? CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
最初はヒメシジミの仲間の♀かと思ったのだが、アカオビシジミの仲間のように見える。赤紋の発達が悪いので、セイヨウアカオビシジミではなく、Aricia artaxerxes のような気がするのだが、自信はない。
<オフシーズンの間、だらだら続けてきましたが、次回が最終回の予定です。>
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by toshi-sanT | 2008-02-25 22:58 | スイス | Comments(10)
2008年 02月 16日

スイスの花と蝶2007(5) ゴルナーグラート展望台②

逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼーの湖畔まで下る。風も弱く、絵葉書のような逆さマッターホルンが撮影できた。
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リッフェルゼーからの逆さマッターホルン RICHO Caplio GX8
湖でゆっくりした後、リッフェルベルクへ向けて下る。コースタイムは40分と短いのでのんびり下る。リッフェルベルクのレストランとホテルが見えてきたあたりでマッターホルンが谷を挟んでとても綺麗に見えた。
ちょうど日本のサクラソウのように見える花(実はナデシコ科)が咲いていた。しかも、隣でベニモンマダラが交尾していたので、ちょっと欲張ってマッターホルンを背景に両方が画面に収まるように撮ってみた。
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リクニス・アルピナとベニモンマダラ CANON EOS kiss D SIGMA 17-70mm Macro
リッフェルベルクではレストランの方に入った。カフェテリア方式で値段も高いし、何か日本のスキー場みたいだなと思ったら、味も日本のスキー場並みだった。よく考えたら、冬場はスキー場になるので当たり前といえば当たり前なのだが、洋の東西を問わず「ゲレンデめし」は今いちということなのだろう。
午後からは、女房が土産を買いに出るので、私は子供達とシャレーで留守番。
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上から二番目の部屋(左側)で、マッターホルンの眺めながらビールを飲みボーっとして過ごした。
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周りにもいくつかシャレーがあり、週単位で借りることが出来る。ホテルに家族6人で泊まる場合の1~2日分で借りることが出来るので安上がりだ。

女房が買い物から帰った後、少しまだ時間があったのでツェルマット駅の裏側へ行ってみた。残念ながらアポロは見なかったが、コヒョウモンモドキの仲間、セセリの仲間を見ることが出来た。
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コヒョウモンモドキの仲間とツェルマット駅 Mellicta varia CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
セセリの仲間が交尾していた。最初はカラフトセセリだと思ったのだが、スイスには良く似たスモールセセリというのもいる。区別点は触覚の先が赤いのがスモールセセリということだから、これはスモールセセリではないかと思う。
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スモールセセリ交尾 Thymelicus sylvestris ? RICHO Caplio GX8
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スモールセセリ交尾 Thymelicus sylvestris ? RICHO Caplio GX8

スイス滞在も後1日を残すばかりとなってしまった。
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by toshi-sanT | 2008-02-16 23:31 | スイス | Comments(6)
2008年 02月 11日

チョウ類保全シンポジウム

2月10日に開催された「チョウ類保全シンポジウム」と翌日の「チョウ類の保全を考える集い」に参加してきた。
前日の土曜日の午後、開催地の渋川に到着。渋川駅前は昔、スキーによく行っていた頃、万座・鹿沢方面から帰る際の抜け道で通っていたが、当時とあまり変わっていない。当時良く使った和風のファミレスもそのままでとても懐かしく感じた。
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渋川駅前の風景
会場に着いた後は、小ホールでポスター・パネル展示をその会場設営のお手伝い。出来上がったのはこんな感じ。
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「My Favorite Butterflies of Japan」のkenkenさんもいらしていたので、野外では撮影チャンスの無かったkenkenさんの撮影風景を採集(笑)
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その後伊香保温泉に移動し、日高先生、海野先生を囲んで前夜祭となった。
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日高先生、海野先生を囲んでの宴会の風景
翌日の「チョウ類保全シンポジウム」は、200名近い方に集まっていただき盛会となった。来ていただいた皆様ありがとうございました。
また、「チョウ類の保全を考える集い」では、絶滅危惧チョウ類の現状と保全について話し合われた。詳しくは、日本チョウ類保全協会のニュースレター、メーリングリスト等で会員の方には報告があると思うのでそちらをご覧ください。


ヒメギフチョウラベルの「赤城姫」という地酒があると聞き、帰り際にkenkenさんと高崎の街を探したのだが残念ながら発見できなかった。お姫様のほうのラベルの「赤城姫」はあったのだが・・・・。やはり今年の5月は、赤城姫を見た後、ヒメギフラベルの赤城姫を買って帰らねばなるまい。
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赤城姫は雪の下
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by toshi-sanT | 2008-02-11 23:43 | Comments(12)
2008年 02月 10日

チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-

2月に行われるチョウ類保全シンポジウムの紹介です。 当日までトップに掲載されるようにしてあるので、最新の記事は↓にあります。

 チョウ類保全シンポジウムは、2007年1月に岐阜県で初めて開催されました。チョウをシンボルとして地域の自然環境を考える場として、今後、全国各地での開催が予定されています。
 第2回チョウ類保全シンポジウムが、下記のとおり開催されます。

 日高敏隆氏(京都精華大学客員教授・京都大学名誉教授)と海野和男氏(昆虫写真家・日本自然科学写真協会副会長)による特別講演「チョウと親しみ、自然を守ることも」も行われます。
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◆チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-
◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・
    (財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)

※シンポジウムへの参加申し込み、当日のプログラムなど、詳細は、主催者の次の案内ファイル(PDFファイルです)をご参照下さい。
http://japan-inter.net/butterfly-conservation/2008GunmaGIFU.pdf
※主催者の日本チョウ類保全協会については、次のHPをご参照下さい。どなたでも入会することができます。
日本チョウ類保全協会
※会場の群馬県渋川市民会館については、次のHPをご参照下さい。
http://www4.ocn.ne.jp/~s-c.hall/


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赤城姫 2005年5月8日撮影
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by toshi-sanT | 2008-02-10 10:00 | Comments(4)
2008年 02月 02日

スイスの花と蝶2007(5) ゴルナーグラート展望台①

スイス滞在も5日目、当初行こうと考えていた場所はほぼ行くことが出来たので、展望台へ行くことにした。
時間が遅くなると観光客で混むので、始発から2番めの登山電車に乗る。樹林帯を抜けると右手にマッターホルンを見ながら標高を上げていく。終点のゴルナーグラート駅は3,090m、そこから少し登ると展望広場(3,135m)で360度のパノラマが広がる。
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ゴルナー氷河 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
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山岳ホテル CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
ゴルナーグラートの駅前広場からは、マッターホルンをバックに登ってくる登山電車が見える。
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う~ん、「世界の車窓から」みたいだ(笑)
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このまま帰ってもつまらないので、一駅戻り逆さマッターホルンを見ることが出来るリッフェルゼーへ行くことにする。ローテンボーデン駅前からもマッターホルンの穂先を写すリッフェルゼーの池を見ることが出来る。
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リッフェルゼー CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
ふと目の前を横切った影を追うと、初めて見る模様のヒョウモンモドキの仲間がいた。しかも、マッターホルンをバックに絶好の角度で日光浴をしていた。
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高山性のヒョウモンモドキの仲間 Hypodryas cynthia RICHO Caplio GX8
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高山性のヒョウモンモドキの仲間 Hypodryas cynthia CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro
とても綺麗な紋様なので、90mm Macroでじっくり撮ろうと思ったら、ベニモンマダラがアタックをかけてしまい遠くへ飛ばれてしまった。ただ、後で画像を見直したら、裏面が写っているし、ベニモンマダラも求愛しているように見え、ちょっとおもしろい写真になった。
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Hypodryas cynthia (ベニモンマダラ誤求愛?) CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro

<続く>
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by toshi-sanT | 2008-02-02 22:59 | スイス | Comments(12)