ゴールデンウィーク後半、昨年に続き家族で白馬へ出かける。渋滞を避け相模湖ICから中央高速に乗り、少し遅れたが予定通り白馬へ到着。
今年は雪が多かったのでいつものカタクリの場所は、まだ雪の下かもしれないと思いながら、信州でちょっとだけ生活したことが縁で知り合った
「蝶と里山の浪漫紀行」のMさんを案内しながら訪ねてみる。
一面の雪景色ではなくほっとしたが、昨年に比べて数分の一しか咲いていない。
やけに白っぽいカタクリを見つけ撮影したりしながら、待ってみるが蝶の姿は一向に見えない。
結局、この日姿を見せたのは越冬後のヒオドシチョウのみ
午後からは、Mさんと別れ、昨年満開だった貞麟寺のシダレザクラを見に行くが、境内にはまだ雪が残り、シダレザクラもほとんど花をつけていなかった。雪が解けた場所ではフクジュソウが花をつけていたので青空を入れて広角撮影。結構派手な画像になった。
この分だと今年の白馬は花シリーズになるかもしれないと思いながら、一日目は終了。
翌日、再度カタクリポイントに向かうと
「撮影日記」のDさんご夫婦がいらしていた。しばらく話をしながら、待つが待ち人は今日も一向に現れない。Dさんは前日に別の場所で素晴らしい撮影成果をあげているそうで、内心ちょっとあせったりする。
そこで、まだ周囲を探索されるというDさんと別れ、ヒメギフの記録のある大町市の某所へ出かけてみることにする。もちろん、細かいポイントなど全くわからないので適当な場所で、腰を下ろし、途中で買ったおいしい自家製パン屋さんのパンで家族全員で昼食にする。
パンをかじっていると娘がお父さんチョウチョが飛んでるよと教えてくれた。娘が指す方向を見るとヒメギフチョウが飛んでいた。慌てて食べかけのパンを放り出しカメラを持って近付くが木の高いところに止まってしまった。70-300mmに付け替え証拠写真は何とか押さえることが出来た。その個体は結局遠くへ飛び去ってしまったが、いることはわかったので急に元気が出て付近を捜してみる。
すると、また娘が見つけてくれた個体がうまい具合に静止してくれた。
花シリーズになるかもしれないと思っていたのでとりあえずほっとしたが、娘が見つけてくれたこの場所は、実はとても素敵な場所だった。
<続く>