神奈川県某所でムラサキツバメの集団越冬が見られるという情報を入手したので行ってみることにした。
ポイントとおぼしき谷戸に着くと、撮影者が3名。あいさつをするとすぐ上の木に集団越冬していることを教えていただいた。
ちょっと遠いが随分と立派な越冬集団だ。
ムラサキツバメ越冬集団 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
右上を越冬集団A、左下を越冬集団Bとしておこう。上の葉が影になって直接日が当たらない葉の上に大きな越冬集団を作っている。その分、撮影条件は厳しく、ISO1600に上げての証拠写真程度にしかならなかったが、集団の大きさはわかるので、それぞれ載せておこう。
越冬集団A CANON EOS Kiss D SIGMA APO 70-300mm Macro
越冬集団B CANON EOS Kiss D SIGMA APO 70-300mm Macro
この谷戸にはマテバシイは無く、外から越冬場所であるこの谷戸に飛んでくるそうだ。
そのうち、越冬集団からはじき出されたような個体が時折下に降りてくるのでなるべく綺麗な個体を選んで撮影する。
ムラサキツバメ♀ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
ムラサキツバメ♀ 開翅 ROCHO Caplio GX8
雄は紫の幻光を綺麗に撮ろうと頑張ってみたが、うっすらと色が出ただけだった。反対側の角度から撮った方が良かったかもしれないが、太陽光線の角度から難しかった。
ムラサキツバメ♂ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
ムラサキツバメ♂ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
ムラサキツバメ♂ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
ここではムラサキシジミも多い。
ムラサキシジミ♀ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
雄の紫の発色は次回の課題にして帰ろうと谷戸の出口に向かうと、アオキの葉の上でも越冬集団を2つ見つけることが出来た。こちらは低い位置なのでそのまま90mm Macroでも撮影可能だ。
集団越冬C CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
集団越冬D CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro
越冬集団D RICHO Caplio GX8
この越冬集団を撮影していると地元の方から声をかけられた。挨拶してどんな蝶を撮影しているか翅を広げたところの写真も示しながら説明する。すると地主の方らしく、越冬集団のいる木は切らないように気をつけていただけることになった。ありがとうございます。
中々立派な越冬集団を見つけることが出来たので、この冬は月イチくらいで通ってみようと思う。