2007年 11月 25日
昨日は、高校のクラブの後輩君たちと飲んだ。後輩君たちに言わせるとんでもない先輩だったらしいが、暖かく迎えてくれた。なんでも山行の際に、「丸のスイカ2個の差し入れ」だの「5人のパーティーにアイスクリーム20個の差し入れ」をやったらしいのだ。 こういうことはえてしてやった方はコロッと忘れているものなのだが、はい、完璧に忘れてました。まあ、良い酒の肴になったいうことで勘弁してください。 昔話を肴に気持ちよく飲んだせいか、今朝は7時前にすっきりと目が覚めた。どうしようかと思ったが、もう一度ルーミスシジミを撮影したくなった。時間的には何とか間に合うので大急ぎで房総へ向けて出発した、 天気は快晴、風もほとんど無い絶好の条件に、きっと前回撮影したポイントにきっとたくさん降りているに違いない。綺麗な個体を選んで広角で撮ってみようなどと考えながら車を走らせた。 ポイントに着くとちょうど良い具合に日が当たっている。ちょっと気温が低いが、これから気温が上がるはずだし大丈夫だろう。 ところが、梢を見上げて待つが、一向にルーミスシジミが飛ばない。飛んでもいつもよりも高い梢の先端部分から降りてくる気配が無く、何か変だ。そういえば、いつもは風が無いといっても樹冠部は風に揺れていることが多いのだが、今日はほとんど揺れない。 ブログ仲間が秋でも風が強い日に多く観察している。ひょっとしたら、樹冠部まで無風の日は実は良くないのかといった考えが頭をよぎる。 結局、このポイントは、1頭も降りてこないまま日が当たらなくなってしまった。そこで、ちょっと仮説を立ててみた。 ①樹冠部までほぼ無風の日は降りてこない。(夏と同じ生態) ②朝の冷え込みがきつく、下に日が当たっているうちには十分に温まらなかった。 ③秋から冬にかけて徐々に谷の奥から入り口に移動するので、このポイントの個体数が少ない。 ①ならば、今日は駄目、②か③なら、まだチャンスがあることになる。そこでまだ日が当たっている場所を中心に少しづつ谷の入り口を探してみることにする。 すると少し高い枝に青い輝きが見える、300mmで覗いてみると、ルーミスシジミのようだった。とりあえず証拠写真を押さえたので、渓流竿で周囲も含めてつっついてみると、3頭ほど飛び出した。すぐに下には降りてこないが、しばらく待っていると潅木に降りてきた個体がいた。 ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro ルーミスシジミ 開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro 周囲を舞っている個体は3~4頭いるが、下に降りてきたのは2個体のようだった。 ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss DX TAMRON 90mm Macro 最初はどうなることかと思ったが、マクロでは十分撮影できたので、レンズを換装し、GX8とSIGMA17-70mmで広角接写を狙う。 ルーミスシジミ 開翅 RICHO Caplio GX8 ルーミスシジミ 閉翅 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro ルーミスシジミ 半開翅 CANON EOS Kiss D SIGMA 17-70mm Macro さて仮説のほうはどうなったかというと、そろそろ帰ろうとしたとき、カシの葉の枯れた部分に静止して動かなくなった個体をふたつほど見つけた。 ルーミスシジミ 静止 CANON EOS Kiss D SIGMA APO 70-300mm Macro 家に帰ってPCで拡大してみると触覚は少し下がっているし、渓流竿で止まっている葉をかなり強く揺すっても動かなかったのでこのまま本日の活動時間を終えるのかもしれない。 2mにも達しない高さなのでこのまま翌日まで休眠するとすれば、③が有力かもしれないが、また条件が違うときに行って確かめてみようと思う。
by toshi-sanT
| 2007-11-25 22:09
| 蝶
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